富山県では平成14年度からジェトロの「ローカル・トゥ・ローカル産業交流事業」を活用したデザインミッションの派遣等、世界のデザイン先進地イタリア ミラノと工業デザイン分野での交流を行ってきました。その結果、富山県の企業が誇る高度な技術力とイタリア ミラノのデザイナーの独創的なデザインとが融合した魅力的な新商品が生まれるなどその成果は着実にあらわれています。 このような背景のもと、富山の企業とミラノのデザイナーとの交流をより一層深め、相互の情報交換を通じてビジネスの創出につなげることを目的として平成18年6月に富山・ミラノデザイン交流倶楽部が創設されました。
「関光」(かんこう)とは、造語で、その土地を見て回り楽しむ「観光」よりも更に地域地域に入り込み入り込み、地域資源(人・文化・暮らし)=光に関わることを楽しむ、株式会社NOTEが提唱する新しい観光の在り方を意味している。そんなNOTEは兵庫県丹波篠山市を本拠地に、全国約30地域で古民家を宿泊施設や飲食店、店舗等に改修し、街全体をホテルに見立て100年先へ残せる地域資産にしようと活動している。そこには壊されるはずだった建物、消えるはずだった地域文化への想いと経済を回す工夫がある。
日時 令和6年10月17日(木)18:00 〜19:30
会場 ウイング・ウイング高岡 501研修室
講師 星野新治氏 株式会社NOTE 取締役副社長
1978年新潟県生まれ。登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。地元新潟で建設コンサルタントや大学研究員として地域開発・公園設計などを担当。その後、2008年に東京のブランディング会社CIA Inc.に転職、ブランド・マネージャーとして飲食や食品会社のブランディングや商業施設開発などを担当。NOTEの活動を知り、これまでの経験を生かして本当の地域活性化事業を実現できると感じ、2015年に東京から篠山に移住し、一般社団法人ノオトに理事として参画。2016年に株式会社NOTEの設立に携わる。現在では「篠山城下町ホテルNIPPONIA」をはじめ、全国各地で古民家などの地域資源を活かした活性化プロジェクトに取り組んでいる。