展示1『富山県立近代美術館20世紀の椅子コレクションから』
様々なカタチと豊かな色彩表現にデザイナーの個性がほとばしるようなイタリアの椅子。モダンデザインの芽生えから現代の素材と技術をデザインに活かした作品に至るイタリアンデザインの風を感じる展示会を開催しました。
展示2『挑戦 風の町八尾からミラノへ』
デザインの国イタリアで開催される世界最大級の国際家具見本市ミラノサローネ。このサローネ2006に出展を果たした富山市八尾在住の家具デザイン・ユニットSHIMOO DESIGN こと下尾和彦・さおり夫妻の作品を紹介しました。
会期 2007年11月22日(木)~25日(日)
会場 ウイング・ウイング高岡
主催 富山・ミラノデザイン交流倶楽部/社団法人富山県デザイン協会
共催 富山県/富山市/高岡市/株式会社富山県産業高度化センター
協力 富山県立近代美術館
会 期 平成19年11月22日(木)~25(日)
会 場 ウイング・ウイング高岡 高岡市末広町1-7
主 催 社団法人富山県デザイン協会
共 催 富山県/富山市/高岡市/(株)富山県産業高度化センター
審査員 井上庸子(アート・ディレクター)
貴志雅樹(国立大学法人富山大学芸術文化学部教授)
小牟田啓博(デザイン・プロデューサー/Kom&Co.代表)
充実した発表と研鑽の場として今年も富山県デザイン展を開催しました。今年のグランプリに輝いたのは、富山市ガラス工芸センターから出品された「越の碧」。これまで使われた事の無い金属イオンを富山大学が提供して発色した美しい碧色のガラスボトルです。ボトルと杯を吹きガラス技法で制作し、富山の銘酒(満寿泉)をいれ桐箱におさめたパッケージデザイン作品は、産学官共同の取り組みの成果としても高い評価を得ました。
一般の部
グランプリ 越の碧 (財)富山市ガラス工芸センター
優秀賞 勝興寺案内所・トイレ 水野行偉
優秀賞 点初 有限会社クロス
U-30 包むかたち 田中美夜
奨励賞 HANABI 櫟昭治(相互企画印刷)
溜塗そば猪口 黒田昌吾
黒部 宮田裕美詠
別府競輪場 島津勝弘
形材門扉 Jモダン 三協立山アルミ株式会社
風鈴rin・pin 株式会社能作
学生の部
学生大賞:杉枝友香(富山大学) 優秀賞:横井千春(富山建築・デザイン専門学校) U-18:相山恵里佳子(富山北部高等学校) 奨励賞:荒岡健太、磯部世奈、伊藤由衣(高岡工芸高校) 山下結季(富山大学) 松田恵里子(富山大学) 酒井匡代(富山建築デザイン専門学校) 刈屋典子(富山大学短期大学部) 杉谷恵利(富山デザイン・ビューティー専門学校)
経済産業省では、今後の日本経済の活力維持に向けて、「高性能」「信頼性」「低価格」を超える第四の価値軸として「感性」をものづくりやサービスに活かしていくことが重要であるとする「感性価値創造イニシアティブ」を推進している。本フォーラムでは、この「感性価値イニシアティブ」についてご紹介するとともにデザイン導入の成功例をひも解いた。
日時 2007年11月21日(水)午後4:30~6:30
会場 ホテルニューオータニ高岡 高岡市新横町
主催 中部経済産業局/富山・ミラノデザイン交流倶楽部
共催 富山県/富山市/高岡市/株式会社富山県産業高度化センター
「感性価値創造イニシアティブについて」
講師:森田僚氏 経済産業省製造産業局デザイン・人間生活システム政策室デザイン政策企画一係長
「ビジネスにおけるデザインとその価値」
講師:小牟田啓博氏 デザイン・プロデューサー/Kom&Co.代表
2003年は携帯電話の夜明けだった。それまでのケータイは各社が性能を競いつつも、見た目は暗闇でどれを選んでも大差ないという状態。そんな中、KDDIが2003年に「au design project」を立ち上げ、夜の帳を吹き払うようにケータイデザインの差別化を図った。その結果、デザインの良いケータイなら「au」を決定的に消費者に印象づけ、ニューヨーク近代美術館のコレクションに4機種が選定されるというオマケまでついた。このプロジェクトを統括していたのが今回登場いただいた小牟田啓博氏その人。「デザインはスケジュール、タイミング、価格、商品企画など全てをひっくるめてアプローチしていく、総合力で勝負する世界。」と言い切る小牟田氏に、デザイナーと仕事をするという事、高い感性価値製品を世の中に送り出す事の本当の意味などを語っていただいた。
富山・ミラノデザイン交流倶楽部の広報事業として、「イタリア式おいしい食卓」展を開催しました。本倶楽部ミラノ支部長の蓮池槇郎氏デザインのリッチェル社製品と同倶楽部顧問のステファノ・ジョバンノーニ氏デザインによるアレッシ社製品の中からテーブルウェアを中心に展示販売すると共に倶楽部の活動をご紹介しました。
会期 2007年10月3日(水)~9日(火)
会場 大和富山店5F ザ・トピックス
主催 富山・ミラノデザイン交流倶楽部
協力 株式会社リッチェル、コニーズアイ
共催 富山県、(社)富山県デザイン協会、(株)富山県産業高度化センター、(株)大和富山店
とやまPET画像診断センターは、富山県、県内各市町村、県内企業からの出資により整備され、県内全域の各医療機関や企業等が、医療や検診で共同利用する最新式のPET/CTを複数備えた全国でもトップクラスの施設です。ガンの早期発見に大変有効なPET検査が出来る同センターのシンボルマーク・ロゴがこのほど決まりました。本会会員の中から同センターが5名を指名してのコンペで採用が決定したのは彼谷雅光さんの作品です。
片岸昭二氏(富山県立近代美術館普及課長)による審査講評
PET/CT装置が人に優しく、人体を包み込むように360°検査する様子をPETの『P』を使って表現されています。マークの色は、内側に赤、外側をグレーにしていますが、それぞれ健康なからだと最先端の医療技術をイメージしているようです。PETの構造とPを重ねたアイデアは単純ながら明瞭で、見ようによってはハートのフォルムを感じる事もできます。洗練された美しいマークとして一位採用となりました。
PETってなあに?
PETとは、Positron Emission Tomography の略で陽電子放射断層撮影と呼ばれています。PET検査は、放射性薬剤を体内に入れ、各臓器の細胞への吸収状況をカメラで撮影するものです。ガン細胞は正常な細胞と比べて薬剤を多く吸収するので、PET検査によりガンが発見されやすくなります。(県HPより引用)