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富山クラフトワークス2011 in Sapporo

札幌市芸術文化財団が全国のクラフト作品を紹介する「日本クラフト紀行」の第5回目として、本会が協力して開催中の「富山クラフトワークス2011  in  Sapporo」。ガラス、金工、木工、漆器、陶芸、テキスタイルなど多彩なジャンルの作家43人、企業8社から465種1,577点が出品され札幌市民の目を楽しませています。

公開初日の4月24日には、高岡漆器の伝統技法である青貝塗りを施した石のペーパーウェイトを制作するワークショップも行われました。講師に武蔵川義則氏(本会クラフト部会会員 有限会社武蔵川工房代表)を派遣し、当初定員15名の所受講申し込みが殺到したために23名に増やしての実施です。





会期:4月24日(日)〜6月26日(日)

会場:札幌芸術の森・工芸館展示ホール

主催:財団法人札幌市芸術文化財団、社団法人富山県デザイン協会

後援:札幌市、札幌市教育委員会、富山県、富山市、高岡市、富山商工会議所、高岡商工会議所、財団法人富山市ガラス工芸センタ−、社団法人日本クラフトデザイン協会

「富山県推奨とやまブランド」ブランドマーク

優れた富山県産品を発信することなどを目的に創設された「富山県推奨とやまブランド」に、ウォータージェットマシン(株式会社スギノマシン)や高岡銅器(伝統工芸高岡銅器振興協同組合、高岡銅器協同組合)など11品目48事業者が決まりました。申請のあった120品目の中から有識者でつくる育成・認定委員会が選定し、1月28日に県庁で行われた認定証交付式では、認定を受けた事業者だけが商品タグやパッケージに使用出来るブランドマークも発表されました。

この「富山県推奨とやまブランド」ブランドマークについては、社団法人富山県デザイン協会が富山県からの委託を受け、本会会員デザイナー3名、県外デザイナー3名を県が指名して平成22年5月に指名コンペが行われました。同マーク選定委員会が6月23日に開催され、提出された20点の中からグラフィック部会個人会員 吉野光男さん(有限会社デザインルームCR)のデザインが採用されました。

●「富山県推奨とやまブランド」ブランドマーク選定委員:大矢寿雄氏(富山県総合デザインセンタ−所長)、前田一樹氏(富山大学芸術文化学部教授)、片岸昭二氏(富山県立近代美術館副館長)、政所利子氏(株式会社玄代表取締役)、戸高秀史氏(富山県観光・地域振興局長/当時)

●マークのコンセプト:世界有数の景色−−−−海越しに浮かぶように見える3000メートル級の山々。富山県のシンボル的な存在である立山連峰、藍がめの豊饒の海をビジュアルに用い、そこから昇る朝日のイメージとともに、「モノ」が創造されるイメージをフォルム化したマーク。富山県が誇る豊かな土壌から生まれる生産品であることを象徴している。

第50回富山県デザイン展 グランプリは林久美さんに!

生活文化の向上に寄与するとともに、本県のデザイン力の向上と振興を目的とする富山県デザイン展。

第50回目となる今展は、招待審査員に塚本カナエさん、手塚由比さん、そして審査員長に矢萩喜從郎

さんをお迎えして、平成22年12月9日に審査会が行われました。

厳正な審査の結果、一昨年に続き林久美さんが2度目のグランプリ受賞という快挙です。

富山県デザイン展では、グラフィック部門で最高賞を受けた方に次年度デザイン展印刷物一式のアート

ディレクションをお任せすることになっています。その作品「第49回富山県デザイン展 ポスター、

グラフィックツール」がまたグランプリを受賞されたのは主催者としても大変喜ばしいことでした。

林さん、お目出度うございました。

prize winner list



ワークショップ公開講座 伊東順二が語る「守・破・離 SYU・HA・RI」

これまで「IMAYOUの和」「伝統の未来形」「数寄」「職人的デザイン」をテーマに、過去4回にわたり実施してきた本ワークショップ。今年は集大成のテーマとして「守・破・離」を考えます。「守・破・離」とは、手本として受け継いだものを守り、現代に合わなくなったものを捨て去り、そこに新しく独自の工夫を加える。そして今までの型を越えて独自のオリジナリティを創り出すが決して本の本質を見失っていないこと。この公開講座では、伊東教授の講義から現代の「ものづくり」の精神にも通じる千利休が残した茶道の心得の中に伝統と革新の微妙なバランスを探りました。また、左合ひとみさんからは漆を施した金属洋食器と伝統工芸の鎚起銅器による「enn」プロジェクトなど地場産業のブランドづくりやデザインについて語っていただきました。(写真は講演中の左合ひとみさんとennシリーズによるテーブルコーディネート)

レクチャー1 「伊東順二が語る守・破・離 SHU・HA・RI」 伊東順二氏(美術評論家 富山大学芸術文化学部教授)

レクチャー2 「世界に発信する地域ブランド」 左合ひとみ氏(株式会社左合ひとみデザイン室代表)

■日 時  平成22年10月10日(日) 13:30〜15:40

■会 場  ウイング・ウイング高岡5F 503研修室 (高岡市末広町1-7

■参 加  国立大学法人富山大学芸術文化学部学生および協力企業担当者、一般 約30名

■協 力  三芝硝材株式会社、高岡漆器株式会社、株式会社竹中製作所、株式会社能作、株式会社ナガエ

富山県エコドライブ統一シンボルマーク

富山県では、自動車から排出される二酸化炭素を削減する取組みとして、省エネルギー効果や大気汚染物質の削減効果もある「エコドライブ」(環境に配慮した運転操作)の実践を促進するため、事業者や市民団体とともに「エコドライブ推進大運動」を展開しています。

「エコドライブ推進大運動」を県民総ぐるみの運動として盛り上げるとともに、エコドライブの実践を可視化するため、統一シンボルマークが指名コンペにより選定されました。このコンペは、本会が推薦する正会員と桐山登士樹氏(富山県総合デザインセンタ- デザインディレクター)が推薦する県外デザイナーの中から6名を富山県が指名して行われ、臼田香太さん(東京都)の作品が採用されました。

今後、自動車後部に貼り付けるマグネットステッカーなどに活用されますので、街中で見かける事が多くなりそうですね。

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