社団法人富山県デザイン協会
創立50周年記念
昭和37年設立の本会は、お陰さまで平成24年度に創立50周年を迎える事が出来ました。これを記念して、会員のデザイン力向上と本県のデザイン振興及び産業の高度化を目的とするTOYAMAデザイン・セミナーを開催しました。セミナーの後には、協会の発展に寄与された会員の功労表彰式、記念祝賀会が盛大に行われました。次の50年を目指し、今後も充実した活動を心がけて行きたいと存じます。
(写真はTOYAMAデザイン・セミナー)
TOYAMAデザイン・セミナー「コミュニケーションデザインで甦る地域産業」
日時 平成24年11月20日(火)15:00〜16:30
会場 富山第一ホテル3階「飛鳥」
登壇 左合ひとみ氏 「コミュニケーションデザインの視点から 地域を輝かせる地産デザイン」
大矢寿雄氏 「富山のイイコト、日本に発信 幸のこわけプロジェクト」
矢口忠憲氏 「県内の技術や文化資産を見直そう 富山県デザイン経営塾」
コーディネーター:武山良三氏
記念式典(功労表彰式)
日時 平成24年11月20日(火)16:50〜17:30
会場 富山第一ホテル3階「飛鳥」
祝辞 石井隆一富山県知事、森雅志富山市長、髙橋正樹高岡市長
表彰 特別表彰:戸田清一氏
功労表彰(役員):荒井泰晴氏、須垣純夫氏、稲葉実氏、武内繁和氏、橋本敏宏氏、本間比呂詩氏
功労表彰(個人):相山甚生氏、天野隆久氏、奥野達夫氏、久郷秀男氏、高川昭良氏、南出悦弘氏、吉田詗氏
功労表彰(法人):朝日印刷株式会社、オリジン工業株式会社、株式会社米三、株式会社秀正堂、株式会社青銅社、三協立山株式会社、高岡漆器株式会社、株式会社竹中製作所、富山スガキ株式会社、株式会社宝来社、株式会社リッチェル、有限会社四津川製作所
富山県デザイン展の一環として、若いクリエーターの育成と地域ならではの技術とデザイン力の向上を図るため、県内企業と学生のコラボで試作品を制作するワークショップを実施しました。今年は講師に、「つくる」と「つかう」を「つなげる」ことを軸に、日用品、住宅、店舗、展覧会、イベント、コンペ、書籍、雑誌、ウェブサイトなどの企画、プロデュースを手掛ける萩原修氏をお迎えしました。試作品のテーマも萩原氏から投げかけられたものです。10月の公開講座、11月の中間指導会、そして翌年1月の成果発表会と約4ヶ月に渡ってのワークショップが県内企業や参加した学生の皆さんのこれからのモノ造り、コト作りのヒントとなれば幸いです。
(写真は、成果発表会で講評中の萩原修氏)
公開講座 平成23年10月16日(日) ウイング・ウイング高岡 503研修室
中間指導会 平成23年11月26日(土) 富山大学高岡キャンパス 映像利用室
成果発表会 平成24年1月21日(土) 富山県こどもみらい館 ワークショップホール
協力企業 三芝硝材(株)、高岡漆器(株)、(株)竹中製作所、タテヤマアドバンス(株)、(株)能作
参加学生 国立大学法人富山大学芸術文化学部 15名
講師:萩原 修(はぎわら しゅう) デザインディレクター 1961年東京生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。 大日本印刷を経て、93年よりリビングデザインセンターOZONEで、住宅、家具、日用品など生活デザインの展覧会を300本以上担当。 04年に独立し、書籍、日用品、店舗、展覧会、コンペなどの企画、プロデュースをてがける。また、『コド・モノ・コト』『中央線デザイン倶楽部』『国立本店』『未来本』『かみの工作所』『カンケイデザイン研究所』『てぬコレ』など独自の活動を推進している。 著書に「9坪の家」「オリジンズ」「デザインスタンス」「コド モのどうぐばこ」などがある。2005年には、実家の後を継ぎ、『つくし文具店』店主になる。 コド・モノ・コト http://www.codomonocoto.jp
本会会員限定デザインコンペ
社団法人富山県建設業協会
シンボルマーク決定!
社団法人富山県建設業協会50周年記念事業の一環として、県内の建設業の健全な発展を図り公共の福祉の増進に寄与することを目的とした団体にふさわしいシンボルマークを本会会員限定コンペで決定しました。
採用された彼谷雅光さん(有限会社ナチュラル・デザインスタジオ代表取締役)の作品は、これからの建設業界が高い技術力と情熱で未開の県土をより豊かで住み良いものにしていくということを、右肩上がりのストライプで表現しています。また、濃淡2色のグリーンは豊かな自然との調和を、5本のストライプは富山県内5大主要河川および5大主要道路を表しており、ステップアップ部分では富山のTの文字と建物のかたちが浮かび上がるようになっています。
新保なかよし認定こども園 園章
新保なかよし認定こども園は、新保幼稚園と熊野幼稚園(平成24年3月末閉園)が統合して平成24年4月に開園します。その新しい園章が、本会会員(富山市在住・勤務)限定のデザインコンペで決定しました。
制作者は、彼谷 雅光さん。(有限会社ナチュラル・デザインスタジオ代表取締役)です。
1歳児から就学前の子ども達が仲良く通える施設ということを、施設の名前の頭文字にもなっている、ひらがなのの「な」をモチーフに表現。それぞれの年代が緑豊かな環境の中で楽しく交流しながら、すくすくと育っていく様を表しています。青は澄んだ空気と純粋な心、緑は豊かな自然環境、赤は命の輝き、黄色は太陽のように周りを明るくする元気なこどもたちを表しています。
第51回富山県デザイン展
会期:平成23年10月28日(金)〜30日(日)
会場:富山県高岡文化ホール
招待審査員:梅原真、橋田規子、山口誠
今回から、これまでグランプリとしていた最高位の賞名を「富山県知事賞」に改めての富山県デザイン展。初の富山県知事賞は「工芸都市高岡2010クラフト展」のポスター等一連のグラフィックツールを出品した羽田純さん(芸文ギャラリー)が受賞されました。
招待審査員の橋田規子さんからは「高岡クラフトコンペといえばレベルが高いことで定評がある。本作品はこのコンペの質に相応しいレベルである。知事賞選定では選者3名とも意見が一致した。赤と青の2色+重なった部分の1色というシンプルな構成は、力強さと大らかさがあり、印象に残りやすい。主材である感嘆符の配置は敢えて中心を外し、動きを表現することで新しいクラフト誕生への期待感を表現している。明朝とゴシックを組み合わせたオリジナルフォントも赤と青の2色で軽やか。感嘆符を邪魔しない構成である。作者はアンダー30でもあり、今後、世界に通用するグラフィックデザイナーになることを期待する。」とのコメントを頂戴しています。
その他の受賞者は下記一覧をご覧下さい。
主催:社団法人富山県デザイン協会
共催:富山県、富山市、高岡市、富山・ミラノデザイン交流倶楽部
後援:北日本新聞社/富山新聞社/読売新聞北陸支社/日本経済新聞社富山支局/日刊工業新聞社富山支局/朝日新聞富山総局/毎日新聞富山支局/北陸中日新聞社富山支局/NHK富山放送局/北日本放送/富山テレビ放送/チューリップテレビ/富山エフエム放送