富山県では平成14年度からジェトロの「ローカル・トゥ・ローカル産業交流事業」を活用したデザインミッションの派遣等、世界のデザイン先進地イタリア ミラノと工業デザイン分野での交流を行ってきました。その結果、富山県の企業が誇る高度な技術力とイタリア ミラノのデザイナーの独創的なデザインとが融合した魅力的な新商品が生まれるなどその成果は着実にあらわれています。 このような背景のもと、富山の企業とミラノのデザイナーとの交流をより一層深め、相互の情報交換を通じてビジネスの創出につなげることを目的として平成18年6月に富山・ミラノデザイン交流倶楽部が創設されました。
〒939-1119 高岡市オフィスパーク5番地 富山県産業高度化センター2F (公社)富山県デザイン協会内
TEL.0766-63-7140 / FAX.0766-63-7141 / mail: info@toyama-da.jp
ミラノ在住デザイナー 池田美雪さんによるミラノ通信No.33
バスルームへようこそ
ミラノサローネで偶数年に隔年開催される国際バスルーム見本市。今号は、住空間の中でも最もエモーショナルなスペースとして年々注目度が高まるバスルームへスポットを当てています。
デザインセミナー「知のネットワーク」
訪日富裕層は単に高額消費するお金持ちではなく、知的好奇心、探究心が強く、より本物を求める文化人。それゆえ知識人・芸術家との交流や特別で上質な体験にこそ惜しみなくお金をかける。そんなラグジュアリートラベルをアレンジする、世界規模のコンソーシアム(共同企業体)ヴァーチュオソに日本で初めてのメンバーとなったクリル・プリヴェの髙野雅臣さんを講師にお招きしました。現代のグランドツアーをアレンジする知のネットワークとは?
日時 2024年2月19日(月)18:00 〜19:30
会場 ウイング・ウイング高岡5階 研修室
講師 髙野雅臣(こうのまさみ) 株式会社クリル・プリヴェ Founder&CEO
ホテルでの要職歴任の後、代議士秘書へ。その後ホテル業界に戻り
Preferred Hotel Group日本代表として世界各国ラグジュアリーホテ
ルオーナー、総支配人、富裕層顧客とのネットワークを築く。これ
らの経験を踏まえホテル開発会社へ。ラグジュアリーリゾート立ち
上げ、総支配人、ホテルマネジメント、Benoit Tokyo by アラン・デュ
カス ディレクターなどホスピタリティマネジメント全般に深く関わり、
12年 ㈱クリルマネジメント創業、16年 株式会社クリル・プリ
ヴェを創設。高級ホテル・旅館支援、コンシェルジュサービス、地
域振興。人材育成などホスピタリティコンサルティングを手掛ける。
デザインの活用で繋がる産地・企業
Hello、happy、ha ha ha…… 「h」からはじまる言葉には、心を豊かにする響きがある。
「h-cocept」のテーマを一言で言えば、「デザインで社会を元気にする。」創る人と造る人、つたえる人、つかう人、みんなを笑顔にする。そんなデザインカンパニーをつくった名児耶秀美さんから、デザインがささやかな幸せを作り出し、それが積み重なり、広がっていった先に生み出される社会、未来にかける想いを伺いました。
日時 令和5年10月6日(金)18:00〜19:30
会場 ウイング・ウイング高岡 503研修室
講師 名児耶秀美 アッシュコンセプト 代表取締役 デザインプロデューサー
1958年東京都生まれ。1981年武蔵野美術大学造形学部卒業。ペア・シュメルシュア(デザイナー)のもとでデザインアシスタントを経て、㈱髙島屋宣伝部、㈱マーナ専務取締役企画室長として、経営・商品開発・プロデュース・マーケティング・デザイン戦略に携わる。2002年アッシュコンセプトを設立、代表取締役。
生活者とデザイナーが楽しめるモノづくりをめざし、デザイナーとのコラボレートブランド「+d」を世界に向けて発信。海外では、35ヵ国以上と繋がり、MoMA、グッゲンハイム、スミソニアン美術館、コンランショップ、ロンドンデザインオブミュージアム、フローズンファウンテン、国内ではインテリアショップ、セレクトショップ、ミュージアムショップ等で展開。その他、デザインコンサルティング・ジャパンブランド・地場産業振興コンサルティング等を手掛ける。IF product design award、red dot design、Gマークなど受賞多数。2012年には地元の東京・蔵前に直営店「KONCENT(コンセント)」をオープンし、現在国内外に店舗を展開している。関連書籍に『hello! design アッシュコンセプトの仕事 名児耶秀美と36人のデザイナー』『2000万個売れる雑貨のつくり方』など。武蔵野美術大学 客員教授 2012-2017
コロナ禍を潜り抜け、やっと迎えることができたデザインの祝祭。
世界中のデザイン関係者が待ち望んだミラノサローネが通常通り4月に開催されました。
その充実ぶりは来場者数、展示規模、そして新しい試みにも現れています。
ミラノ在住の池田美雪さんによるミラノ通信No.32をお楽しみください。