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富山・ミラノデザイン交流倶楽部

富山県では平成14年度からジェトロの「ローカル・トゥ・ローカル産業交流事業」を活用したデザインミッションの派遣等、世界のデザイン先進地イタリア ミラノと工業デザイン分野での交流を行ってきました。その結果、富山県の企業が誇る高度な技術力とイタリア ミラノのデザイナーの独創的なデザインとが融合した魅力的な新商品が生まれるなどその成果は着実にあらわれています。 このような背景のもと、富山の企業とミラノのデザイナーとの交流をより一層深め、相互の情報交換を通じてビジネスの創出につなげることを目的として平成18年6月に富山・ミラノデザイン交流倶楽部が創設されました。

富山・ミラノデザイン交流倶楽部

〒939-1119 高岡市オフィスパーク5番地 富山県産業高度化センター2F (公社)富山県デザイン協会内
TEL.0766-63-7140 / FAX.0766-63-7141 / mail: info@toyama-da.jp

デザインセミナー「富士山の麓から日本ウイスキーを世界へ 時を超えて紡ぎ、未来を描くブレンダーのしごと」

富山・ミラノデザイン交流倶楽部




ウイスキーは原材料と製法の違いにより「モルト」「グレーン」「ブレンデッド」の3つに分類される。中でもブレンデッドウイスキーは、ブレンダーの技無くしては産まれない。数十種にもおよぶウイスキーの原酒を絶妙なバランスで組合せ、味わいをつくりあげてゆくのだ。講師にお招きした田中城太氏は、世界でもトップクラスのブレンダー。国内外で評価の高いジャパニーズウイスキーの10年、20年先を見据える職人としての技術と原酒に込める想いを語っていただいた。



日時  令和2年12月16日(水)18:30〜20:00

会場  ホテルニューオータニ高岡「鳳凰西の間」

講師  田中城太さん



田中城太

キリンビール㈱  マスターブレンダー

1962年京都市伏見区出身。1988年 キリンビール㈱に入社。1989年 ナパバレーのワイナリーに勤務後、カリフォルニア大学デービス校大学院修士課程を修了。1995年 帰国し、ワイン・その他の洋酒業務を担当する。2002年 再度渡米し、ケンタッキー州のフォアローゼズ蒸溜所にてバーボン製造および商品開発全般に携わる。2009年 帰国し、キリンビール商品開発研究所でブレンダー業務に従事。2010年 チーフブレンダー、2017年 マスターブレンダー就任。同年、「パラグラフ・パブリッシング社」が主催する世界的ウイスキー・アワード「アイコンズ・オブ・ウイスキー(IOW)2017」において「マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2019年 エグゼクティブ・フェロー マスターブレンダー就任、現在に至る。

デザインセミナー「地域とデザイン」

富山・ミラノデザイン交流倶楽部




デザインセミナー




「地域とデザイン」






小泉さんのデザインは寡黙。にぎやかに主張はしない。でも気がつくと暮らしのなかに染み込み、静かに佇んでいる。そんな「生活の道具」を小泉さんが全国各地で生み出しているのは、伝統工芸も新しい技術もないまぜにして、地場のものづくり、地域の活性化に深く関わっていくのが小泉さんのスタイルだから。セミナーでは、その原点からデザインのプロとしての仕事の流儀、地域デザインのリアルな現場についてなど存分に語っていただきました。



日時  令和2年9月24日(木)18:30〜20:00

会場  ウイング・ウイング高岡501研修室

講師  小泉 誠さん








小泉 誠  家具デザイナー

1960年東京生まれ。木工技術を習得した後、デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動を開始。

2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。

2012年毎日デザイン賞受賞。2015年日本クラフト展大賞。2018年JIDデザインアワード大賞。

ミラノ通信No.27

富山・ミラノデザイン交流倶楽部

ミラノ在住デザイナー 池田美雪さんによるミラノ通信No.27。



世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。今回は、コロナの時代にイタリアで生まれた新しい発想をお届けします。

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デザインセミナー「食体験をクリエイションする」

富山・ミラノデザイン交流倶楽部

デザインセミナー「食体験をクリエイションする」



たべることは生きること

あじわうことは進化すること


諏訪綾子さんの言葉は明解だ。人類は他の獣が食べない固い木の実を道具で割り、更に火でそのデンプンを消化しやすく美味な「料理」に変えた。まさしく食べる欲望が人類に進化をもたらしたと言える。私たち現代人が忘れかけている「生きる本能」を呼び覚ますだけでなく、新たな「食の価値」がプラスされた世界。レクチャー後には、参加者が自らの感覚を総動員して味わいを言葉にする「食体験」パフォーマンスも行われた。



日時  令和2年2月17日(月)18:30〜

会場  ウイング・ウイング高岡501研修室

講師  諏訪 綾子さん


諏訪 綾子 アーティスト/food creation主宰

石川県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、2006年よりfood creation の活動を開始、主宰を務める。2008年に金沢21世紀美術館で初の個展「食欲のデザイン展 感覚であじわう感情のテイスト」を開催。 欲望、好奇心、進化をテーマにした食に関する作品をパフォーミングアート、インスタレーション、ダイニングエクスペリエンスなどの手法で数多く発表。本能的な無意識の感覚に訴えることのできる表現の媒体として「食」を扱い、感情、記憶などの内在する感覚を「あじわい」で伝えることで、体験者に新たな問いや発見をもたらす作品が特徴。美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない新たな食の可能性を追求している。現在までに東京・金沢・福岡・シンガポール・パリ・香港・台北・ベルリン・バルセロナなど国内外で「ゲリラレストラン」、ダイニング エクスペリエンス「Journey on the table」を開催。2014-15年、金沢21世紀美術館 開館10周年記念展覧会「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」を、東京大学総合研究博物館とともに開催。2019年「Journey on the Tongue」がEUとアルスエレクトロニカによるアワード「STARTS Prize」のWinnersに選定される。

2020年1月18日(土)~3月22日(日) 、銀座資生堂ギャラリーに於いて、展覧会「記憶の珍味 Taste of Reminiscence Delicacies from Nature」を開催。




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