富山県では平成14年度からジェトロの「ローカル・トゥ・ローカル産業交流事業」を活用したデザインミッションの派遣等、世界のデザイン先進地イタリア ミラノと工業デザイン分野での交流を行ってきました。その結果、富山県の企業が誇る高度な技術力とイタリア ミラノのデザイナーの独創的なデザインとが融合した魅力的な新商品が生まれるなどその成果は着実にあらわれています。 このような背景のもと、富山の企業とミラノのデザイナーとの交流をより一層深め、相互の情報交換を通じてビジネスの創出につなげることを目的として平成18年6月に富山・ミラノデザイン交流倶楽部が創設されました。
〒939-1119 高岡市オフィスパーク5番地 富山県産業高度化センター2F (公社)富山県デザイン協会内
TEL.0766-63-7140 / FAX.0766-63-7141 / mail: info@toyama-da.jp
デザインセミナー&ミニ展示会
世界が共感するデザイン クールジャパン!
デザインセミナー
2015年9月4日(金)
15:00〜16:30 講演:寺田尚樹氏(建築家、デザイナー/テラダモケイ代表)
16:30〜17:00 対談:寺田尚樹氏 × 高田博氏(タカタレムノス代表取締役社長)
ミニ展示会
2015年9月4日(金)〜6日(日)9:00〜17:00
会場は、共に富山県産業高度化センター
クールジャパン協議会が国際的な視点で選定した「COOL JAPAN AWARD 2015」を受賞したアイスクリームスプーン『15.0%』。この大ヒット商品をデザインしたテラダモケイ代表 寺田尚樹氏と、製造・販売を手掛けるタカタレムノス社長 高田博氏を講師にお招きし、世界が共感するデザインについてタップリ語っていただきました。
また、セミナーの理解を深める為、『15.0%』のスプーンとパッケージ全種類、建築模型用添景セットシリーズ、掛け時計などを展示し、多くの皆様にご覧頂きました。
富山・ミラノデザイン交流倶楽部では、設立10年目となる今年ヴェネツィア、ミラノ、コペンハーゲンを巡る欧州3都市視察研修を実施しました。
ヴェネツィアでは、2年に一度の国際的な現代美術の祭典ビエンナーレを視察。ミラノでは現代的なビルが次々と建てられている再開発地区や様々なデザインスポットをミラノ在住のインテリアデザイナー 池田美雪さんにご案内いただきました。また、ミラノ国際博覧会日本館における「富山県の日」やトリエンナーレ美術館での「富山県伝統工芸品展示会」も観覧するなど世界に発信される「TOYAMA」を目の当たりにして来ました。コペンハーゲンでは、世界一美しいと言われるルイジアナ現代美術館、北欧デザインの宝箱デンマーク工芸博物館など充実した視察をする事が出来ました。
2015欧州3都市視察研修
日程 2015年7月30日(木)〜8月6日(木)8日間
参加 20名
ミラノ在住インテリアデザイナー 池田美雪さんによるミラノ通信。今号は恒例のミラノ・サローネ・スペシャルです。年に一度のミラノ・サローネですが、この1年のインテリア・デザインの多角的な方向性を感じ取ろうと世界中から34万人以上が来場しました。今年の注目は?デザイン業界の景気動向は?じっくりお楽しみ下さい。
デザインセミナー
「伝統工芸『江戸切子』の新しいチャレンジ実例紹介」
日時 2015年6月26日(金)18:30〜20:00
会場 ウイング・ウイング高岡5階501研修室(高岡市末広町1−8)
講師 木本誠一氏(木本硝子株式会社 代表取締役)
木本誠一氏を講師にお迎えしてのデザインセミナーは、富山・ミラノデザイン交流倶楽部の平成27年度総会にあわせて開催され、多数の参加者が熱心に耳を傾けました。江戸切子を取り巻く問題点は日本全国の伝統産業が共通に抱えるものですが、硝子製品の問屋からメーカー、さらにはプロデューサーとして立ち位置を変え江戸切子のリブランディングに取り組まれた経緯、業界の常識を打破して世界初となる“黒い”江戸切子が世に出るまでの工夫などを熱く語っていただきました。